問題
電気工事士法において、一般用電気工作物の工事又は作業で電気工事士でなければ従事できないものは。
イ.電圧600V以下で使用する電力量計を取り付ける。
ロ.インターホーンの施設に使用する小型変圧器(二次電圧が36V以下)の二次側の配線をする。
ハ.電線を支持する柱、腕木を設置する。
ニ.電線管とボックスを接続する。
解答
ニ.電線管とボックスを接続する。
解説
電気工事士法の問題。電気工事士の作業と軽微な工事内容を知っていなければ解答できません。
よく出る電気工事士の作業(暗記してね!)
- 電線相互を接続する作業
- 電線管・線ぴ・ダクト等に電線を収める作業
- 配線器具を造営材等に固定する、又はこれに電線を接続する作業
- 電線管を曲げ、ねじ切りし、電線管相互or電線管とボックス等とを接続する作業
- 電線管、線ぴダクト等が造営材を貫通する部分に防護装置を取り付ける作業
- 配電盤を造営材に取り付ける作業
- 接地線を一般用電気工作物に取り付け、接地線と接地極を接続、接地極を地面に埋設する作業
電気工事士以外でもできる作業の例
- インターホーン、火災感知器等に使用する小型変圧器(二次電圧が36V以下のものに限る)の二次側の配線工事
- 電線を支持する柱、腕木などに工作物を設置する工事
- 電力量計の取り外し
- 地中電線用の管を設置する工事
イ.電圧600V以下で使用する電力量計を取り付ける。
→電力量計は電力会社が所有するため、電気工事士の作業範囲に入りません。不適切。
ロ.インターホーンの施設に使用する小型変圧器(二次電圧が36V以下)の二次側の配線をする。
→(二次電圧が36V以下)の二次側の配線は電気工事士以外で配線できます。不適切。
ハ.電線を支持する柱、腕木を設置する。
→電線を支持する柱、腕木の設置は電気工事士以外でもできる作業です。不適切。
ニ.電線管とボックスを接続する。
→電線管とボックスの接続作業は電気工事士でなければできない作業です。適切。
よって、二。