平成28年 上期筆記試験 問6

問題

図のような単相3線式回路において、電線1線あたりの抵抗が0.2Ωのとき、a-b間の電圧〔V〕は。


イ. 96
ロ. 100
ハ. 102
ニ. 106

解答

ハ. 102

解説

電圧降下の問題です。

まず、見るのは配電方式。
これは、単相3線式です。

次に見るのが、負荷にかかる電圧。
2つの負荷にかかる電圧が同じ(=平衡負荷)とき、中性線の電流は0[A]です。
中性線には電流が流れないため、電圧降下も生じません。

かかる電圧が違う(=不平衡負荷)場合
各点の電位を求めることで、それぞれの負荷にかかる電圧を求める必要があります。

▼電圧降下はここになる

電圧降下v \[v=I×r=10×0.2=2[V]\]

これより、a-b間の電圧は \[104-2=102[V]\]

よって、102[V]