平成28年 上期筆記試験 問25

問題

分岐開閉器を解放して負荷を電源から完全に分離し、その負荷側の低圧屋内電路と大地間の絶縁抵抗を一括測定する方法として、適切なものは。

 

イ.負荷側の点滅器をすべて「入」にして、常時配線に接続されている負荷は、使用状態にしたままで測定する。
ロ.負荷側の点滅器をすべて「切」にして、常時配線に接続されている負荷は、使用状態にしたままで測定する。
ハ.負荷側の点滅器をすべて「入」にして、常時配線に接続されている負荷は、すべて取り外して測定する。
ニ.負荷側の点滅器をすべて「切」にして、常時配線に接続されている負荷は、すべて取り外して測定する。

 

解答

イ.負荷側の点滅器をすべて「入」にして、常時配線に接続されている負荷は、使用状態にしたままで測定する。

 

解説

竣工検査の検査方法の問題。
検査で絶縁抵抗測定は2つあります。

  1. 低圧電路と大地間の測定
  2. 電路線間の測定

 

低圧電路と大地間の測定

機器込
機器の絶縁不良も含めて測定するため、電気機器は使用状態にします。

 

電路線間の測定

機器なし
機器の絶縁不良を切り離して測定するため、機器は外すか、スイッチを切ります。

 

問題では、低圧電路と大地間の測定です。機器(負荷)を含め、使用状態にして測定します
よって、点滅器を「入」、使用状態にしたままで測定する、イが適切。