「参考書、結構いっぱい出てるけど…どれ選んだらいいんだろ!?」
こんなあなたに向けて、記事を書きました。
結論から言ってしまうと、
あなたがピンと来るものを選べばいいと思います。
…と言っても
「趣味で受けるんじゃなくて、絶対合格したいんだけど…」
そのために、「良いやつ教えてくれ!」って感じですよね。
私も受験するときに、
”参考書を比較・レビューしているサイトがあったら、良かったなぁ”
と思ってました。
ということで、
受験する側も、教える側も3年以上経験した立場から、
独断と偏見でまとめました。
直感が大切
いきなり逆のことを言ってしまいますが、私のオススメはあくまで一意見。
一番大切だと思うことは、
「あ、これいいかも!?」と、ピンとくる何かがあった参考書を選ぶことです。
というのも、筆記試験だけでも勉強する期間は2カ月以上あります。
「これちょっとなぁ…分かりにくい…」と
ぎこちなさを感じている参考書を使っていると
勉強する気力がどんどん下がって、勉強する気が失せてしまいます。
そして、あなたにとって分かりやすい本と、
私にとって良かった本も違うかもしれません。
だから、以下のレビューを参考にしつつ、
実際に読んだりして、「いいかな」と感じるものを選んで欲しいです。
鵜呑みではなく、直感を大切にしてくださいね。
参考書レビュー
それでは、いきましょう。
1.ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格
オススメ度:★★★★★
教科書タイプの王道参考書。
いきなり私の本命。
内容も初心者に分かりやすく構築されていて、イラストも豊富。
私が合格した後に初めて読んだけど、分かりやすっ!っとなりました。
著者は
電気工事士試験対策の先駆者 かずわん先生こと藤瀧 和弘さん。
この方は、
電気工事試験の判定員(技能試験で合否を判定する役割)を務めており、
試験の裏側まで完全に精通している方。
そんな方が参考書の著者。
内容が薄いわけがない…!
しかも、毎年、内容が少しずつプラスされている。
参考書の熟成具合がすごい。(分厚くなってます。少なくとも2011年からは販売されている)
「私が受験するときに欲しかったなぁ」と心から思える参考書。
受験会場に行けば分かるけど、
「みんな買い過ぎ!」ってなるくらい
同じ参考書持っている人がいる…
実績的にも、買っていれば間違いない。
欠点
頑張って欠点をあげると…重い。
2016年版で、私の本の重さは768g。
大きさも、B5サイズ&厚みは2cm弱。
持ち運ぶには少々キツい。
通勤等に電車で読むのではなく、机に座って勉強する人向けか。
(この欠点も、後述するハンディタイプが解決してしまうのですが…)
Amazonレビューまとめ
これも参考にどうぞ。
- 暗記で点数が取れる”合格点を取る”事を第一優先にまとめられた良書だと思います。
- 図解で解説してあるので分かりやすく、私みたいな電気系の仕事についていない者でも理解できています。
- 確かに、学習順序が良く考えられていて、分かりやすい。
- 足りない部分はインターネットで知識を補えばOKです。
2.ぜんぶ解くべし! 第2種電気工事士 筆記過去問2016(すいーっと合格赤のハンディ)
オススメ度:★★★★★
問題集タイプ。
上のぜんぶ絵で見て覚えるタイプが教科書だとすれば、こちらは問題集。
10年分の過去問より問題の抜粋&解説と言う形式で、
解説も分かりやすい。
セットとして使えばいいんじゃないかと思います。
教科書として、ぜんぶ絵で見て覚えるタイプ
問題集でハンディタイプ
困った時にはネットで検索…
のスタイルで合格まで勉強すればいいんじゃないかな?
教科書で出てくるテキストや、写真も共通なものが多いです。
だから、教科書として勉強している部分から、
実践的な問題の解き方へ繋がる感覚も得られるでしょう。
重さは380g。
通勤・通学で持ちはこびやすいのも、良いですね。
さらに憎いのは、安い。
分かりやすい、持ち運びもしやすい、価格良しとなると
他の参考書からすれば…手がつけられない…
となっているんじゃないかと思ってしまいます…。
Amazonレビューまとめ
これも参考にどうぞ。
- 持ち歩きに便利で空いてる時間に勉強する事ができます。
- 知らないうちに点を取る力が付いていきます。
- 一通り参考書で知識をつけたら、後はとにかくこれで勉強してください。
- 隣のページに答えと簡単な解説も書いてあるのですぐ答え合わせできるので作業効率がいいです。
3.すい~っと合格コミック マンガで“そこそこ”わかる新・第2種電気工事士 筆記+技能入門(改訂版)
オススメ度:★★★☆☆
漫画タイプ。
直感的なイラストとストーリーで、すごく頭に入ってきやすい。
電気工事をそもそも知らない人向け。
試験の内容はもちろん、電気工事に関する概要を広く、短時間でなぞることができます。
試験勉強前に読むのがいいかな。
これを読んだ後、参考書・問題集に手を付けるのが良いかも。
興味があれば、今後の勉強の効率が上がるはず。
ちなみに私も読みました。
合格して!とだけ会社から言われていて、「何からすればいいんかなぁ…」と漠然に考えていたため
読んで、「なるほど!そもそも電気工事って家の電気工事の内容なのね」となりました。
合格したいけど、何なのか分かってない…って人にはぴったりだと思います。
教えてきた受験生に
この本+ハンディタイプを推していますが、多くの方が合格してくれました。
Amazonレビューまとめ
これも参考にどうぞ。
- 電気工事なんて全く無縁の人生だったので、最初に慣れるまでは漫画で勉強しました。
- 電気に抵抗のある人は、まずこれから読んでみたらいかがでしょう。
- 乗り掛かりとして見てると楽しいです。
- 50歳手前での資格取得はハードルが高いかな?と思っていましたが、「これなら抵抗なく勉強できる」と取り掛かれました。
- ある程度理解したあと再びマンガを読むと、最初に読んだときと印象が変わり理解が深まります。
4.初歩から学ぶ 第二種電気工事士試験
オススメ度:★★★☆☆
参考書タイプ。
著者はTNJ研修センター。
職業訓練校を運営し、電気工事士資格等の資格サポートを行っているテレネットジャパン(株)の参考書。
内容は、お堅い。
テキストがとにかく多い参考書。
イラストが少ないためか、若い人の反応は良くない感じ。
内容自体は悪くないと思うんだけど、
いかんせん電気初心者の人からは敬遠されがち。
逆にお固く勉強したい方はいいと思います。
後は、索引が充実していることも良いですね。
特に、電気工事士試験では、「なにこれ…」となるような、日常生活で聞かない工具の名前が出てきます。
そんな時に、すぐに調べて解決できる検索性は重要だと思います。
サイズもA5サイズ。
通勤・通学時など持ち運びの勉強にも使えますね。
Amazonレビューまとめ
これも参考にどうぞ。
- さすがに職業訓練学校の編纂した教科書です。無駄がない。
- わかりやすく本試験に出題実績のある分野を中心に平易な言葉で記述されています。
- 他の本よりもとっつきやすいと感じた。
5.第二種 電気工事士試験
オススメ度:★★☆☆☆
参考書タイプ。
大判の薄手の本で
雑誌感覚で、本を開ける。
机の上で広げるならいいかなぁ…と思っていました。
けど、初心者には厳しい内容構成。
いきなり計算問題から始まるパターンで、
電気に抵抗がある人は、挫折していく様子が目に浮かびます…。
しっかりと理論を理解した後に、過去問に挑戦する人向けなのだろうか。
索引も乏しく、この本だけで合格を目指すのは厳しいと思います。
著者は資格試験情報研究会。
著者が電気に関する資格だけではなく、多くの資格書を出版しています。
そこでのノウハウがあると思ったが、ちょっと肩すかしかも。
Amazonレビューもかなりマイナスでしたから、
レビューの紹介は割愛します。