問題
店舗付き住宅に三相200V、定格消費電力2.8kWのルームエアコンを施設する屋内配線工事の方法として、不適切なものは。
イ.電路には漏電遮断器を施設する。
ロ.電路には専用の配線用遮断器を施設する。
ハ.屋内配線には、簡易接触防護措置を施す。
ニ.ルームエアコンは屋内配線とコンセントで接続する。
解答
ニ.ルームエアコンは屋内配線とコンセントで接続する。
解説
対地電圧の屋内電路に関する問題。2kW以下のエアコンがよく登場します。
以下の施工方法の通り、コンセントで接続するのではなく、直接接続しなければなりません。
よって、コンセントで接続する二か不適切。
定格消費電力2kW以上の電気器具の施工方法(覚えよう)
- 簡易接触防護措置を施す。
- 屋内配線と直接接続して施設する(コンセントで接続しない)
- 専用の開閉器および過電流遮断器を施す。(専用の回路にする)
- 電気を供給する電路には、漏電遮断器を施す。
以下、合わせて覚えておこう。
また、住宅の屋内電路は対地電圧150V以下と制限されていますが、定格消費電力2kW以上の電気機械器具に電気を供給する場合で、上記の施工方法を満たすことで、対地電圧300V以下にすることができます。